製作三昧

ビーブッダの店員文六の日記
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三日月船にただよう兎 若い頃は過ちもありました


ご注文もあって久々に作った作品です

三日月船で夜空を漂う兎

直径3.7cm

作風はとぼけておりますが

小型で精密な彫りの作品です

三日月の透かし彫りに螺鈿の部分なんか技術の限界ギリギリです

 

こちらは

在庫用のブローチです

三日月船に漂う兎ブローチ

¥4900

17g直径3.7cm

銅 真鍮 螺鈿

 

 

 

 

そしてこちらがご注文の品

対でイカしたフレーズを! とのご注文でした

 

 

限界ギリギリの透かし彫りより難題!

兎 兎・・・と半月ほど考えましたが

これしか思い浮かびませんでした

因幡の国ではやらかした

かちかち山ではやりすぎた

 

はるか昔 因幡の国で 兎はサメをおちょくって全身の皮を剥がされるという惨劇にあいました

まあ 人で例えるならばやくざの事務所に爆竹投げ入れる並みの愚行 

その後大国主さまに助けられましたが

コンビニのアイスのケースに入ってウエーイ!と写真を投稿した若者のように

若かったころの愚行は人々の記憶に強く残っているのです

しかもお気の毒なことに バカやってた事はツイッターどころか古事記に書かれてますので

地球消滅の日まで消せやしないのです 

 

その後幾世紀か過ぎ

兎は真面目になりましたが

家族ぐるみの付き合いをしていた おばあさんが狸に惨殺されたことで

兎の中で気味の悪いものが目覚めました

復讐の鬼となった兎は

実にネチネチと 火責め 味噌唐辛子攻め 水攻めで狸に苦痛のフルコースを与え 虐殺しました

しかも 復讐の後に堂々と姿を現し 狸の苦しむところを確認してニヤニヤ

狸に「てめ〜 よくもやったな!」といわれたら

すっとぼけて「ぼくじゃないよ〜べつのうさぎじゃない?」

と言ってのけ 舌の先も乾かぬうちに 新たなリンチを加えるのです

かなりな非道さ 

相棒の右京さんが めずらしくプルプルしながら

「あなたは自分が何をしたのかわかっているのですかっ!」と怒るレベルです

内に得体のしれないモンスターを抱えていた そんな頃もあったのです

 

そんなこんなで 若い頃はアホだったり 復讐の鬼だったり

いろんな事もありましたが  反省したり 後悔したり

人生の経験を積み  今では憑き物が落ちたかのように穏やかな顔で

夜空の川に三日月の船を浮かべて漂う兎なのです

 

 

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